ブルゾン、ウインドブレーカーのプリントについて。

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ブルゾン、ウインドブレーカーのプリントについて

よくある、お客様のご依頼の中に、Tシャツと同じ版を使って、ブルゾンとかウインドブレーカーにプリントして欲しいという ご依頼があります。
その際は理由を、ご説明してご了解を頂きますが、ここでは、その説明を致します。

基本的には出来ません。理由は、インクと版が全く違います。

Tシャツの場合は、水性ラバーインクを使用しますので、 版のメッシュも80~120程度までの、比較的荒いメッシュの版を、使用します。
水性ラバーインクは、200~250メッシュでも、 プリントは、可能ではありますがインクの特性が荒いものですから、生地にプリントした場合1度2度刷った程度では、 しっかりとインクが降りません。
通常は、100メッシュ程度の版で2~3回プリントして、完全に下地を見えなくするのですが、 メッシュが細かいと、2~3回のプリントでは、生地色が透けて見えますので、Tシャツには、100メッシュ程度の版を使用致します。

対しまして、ブルゾンとかウインドブレーカーには、油性インクを使用します。
このインクはシンナー系ですので、Tシャツに使用する 水性ラバーとは、全く性質が違い、メッシュも200メッシュ以上になりますし、版の洗浄もシンナーを使います。
油性インクの種類も多くありますが、プリントする生地、性質により、インクの種類もその都度変わりますが、生地の撥水処理が強いと、 洗濯した場合の強度を、上げる為にどうしてもプリントが硬く仕上がる事になりますし、余り硬く仕上げますと今度は、割れたりする場合もありますので、油性インクの選定にはかなり、慎重になり気も使います。
一般的にはナイロン用の撥水に耐えられる性質の物を使用致します。

この様な理由で同じ絵柄でありましても、同一版での使用が出来ません。

余談になりますが、お持込でのプリントの場合によくある事例ですが、 最近の市販されております、アウター商品の中には、超撥水等かなり性能の高い生地が多数あります。
そういった、商品の多くは、 後からプリントをすることを、想定していませんので、どんなインクを使用しても歯が立たないという場合もあります。
最近の事案ですが、レインコートのプリントという案件がありましたが、素材はビニールとしてあるのですが、 通常のビニール対応インクでは、全く歯が立たない素材がありました。
この場合表面に撥水加工がしてあった為です。

ブルゾン等を、購入してそれに対してプリントを、とお考えでしたら、予めプリント可能か否か、お調べ頂くのも一案かと思います。
シルクスクリーンのインクの性能が、アパレルの大手メーカーの品質に追いつけないのが実情です。

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