自分で作る塗り絵Tシャツ
弊社のお客様で、「白のTシャツに黒で線書きしたデザインを1色でプリントして、その後、各園児達にそれぞれ好きな色を塗り絵の様に自由に色付けさせています。」というお客様がいらっしゃいます。
それぞれに仕上がったシャツを見せて頂いた事がありますが、それはもうビックリするほど綺麗に仕上がっている物もあれば、サイケ調な感じの物まで、それぞれ千差万別に上がっておりました。
そのお客様は子供の絵画教室を開いていらっしゃいまして、親御さんもご希望の方は参加されている様です。
そのお話を始にお伺いしたのは、「中々生地には塗りにくい。」とのご相談を頂いたのが発端です。
通常は、塗れない事は無いのですが、生地に直接筆とかブラシで色を付けるのは、少し大変ではあります。
そこで、塗りたい部分にプリントで使用する、透明のバインダーを、若干水等で薄めて、刷毛等で薄く塗り、乾燥させてから、色を付ける様にお勧めしましたら、簡単に色付けが出来て、しかも自由に色を変えたり、濃さを変えたり、思い通りに出来ますと、喜んで頂けまして、今度展示会を開きたいので是非にと、ご招待頂きました。プリントの知識がお役に立てたと感じ嬉しかったです。
自分で作る後染めTシャツ
他のお客様で、幼稚園のTシャツでのご依頼での事です。やはり白のTシャツに黒1色のプリント依頼でしたが、お話を伺ってみますと、その後、自分達で染めたいとのご要望でした。 後染めは、一般的に考えますと設備もいりますし難しいのですが、洗濯の事も踏まえお話しを致しましたが、どうしてもやってみたいとの事で始は、サンプル的に少量で始めてみましょうということで取り掛かりました。 後染めの場合は乾燥の時にかなり縮小しますので、シャツを1サイズ大きめにしておく必要があります。 バケツ等に水を入れ、その中に顔料(色の元)、定着液(色を生地に絡ませるもの)をよくかき混ぜてシャツを浸します。 この時に染めたく無い所を予め紐で強く縛っておきますと、その部分は染まらずに、絞り柄が出来ます。 時間は充分に浸ったと感じたら水から上げてよく絞ります。絞りをした場合は、この時点で解いて下さい。 その後天日干しをして、完全に乾燥してから乾燥機で熱を掛ければ完成ですが、アイロンでも代用は可能です。 定着液が入っていますので、強度は大丈夫ですが、少々ごわついたりする場合もありますので、一度洗ってからの着用が良いかと思います。 この方法で幼稚園の皆さんそれぞれの色で染められた様でプリント絵柄は、同じなのですが全く違った商品に感じました。 この様に、通常のプリントをした後に思い思いの考えで工夫されますと、全く違った物に仕上がる場合があります。 我々は、プリント業者ですので、余りそこまでは手を出さないのですが、一工夫してみたいとお考えの方は挑戦されてみては如何でしょうか。 分からない点等ありましたら、お問い合わせ頂ければ、お答え致します。
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